やまものブログ

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Windows 10 無償アップグレード ~ Ubuntu デュアルブートPCにて

UbuntuデュアルブートWindows 7Windows 10 にアップグレードしました。
正確には、Windows 7 を消去して、新規で入れ直してからのアップグレードです。

半年くらい以前から、
 ・Windows 7 では Windows Update がエラーで実行できない
という状況にありました。
原因は分かりません。デュアルブートが悪いのだろうか…

Windows Update ができないということは、
 ・「Windows 10 を入手する」も現れない
ため、アップグレードも諦めざるをえません。

Windows 7 のインストール DVD で修復とかできればと思ったのですが…
よく分からなかったのと、Windows にはたいしたデータやソフトも無かったので、
 ・この Windows 7 は捨てて、新規に入れなおす
という判断をしました。

Windows 7 のインストールDVD からブートして進めて、インストール先に元のパーティションを指定すると、
 ・選択されたディスクはGPTのパーティションの形式ではありません。
というエラーに遭遇!

この問題は Google 先生でもヒットが多く、Microsoft のサイト
にも記載があります。

Shift + F10 でプロンプトに入って、以下のコマンドで解消するとのこと。
diskpart
list disk
select disk <disk number>
clean
convert gpt
exit

しかし!
デュアルブートの HDD だとおそらく問題が…
 ・Ubuntuパーティションもクリーンされてしまうのでは!?

物理的には1つの HDD (4TB) に UbuntuWindows を同居させていました。
"select disk" はディスク全体を選択するので両方まとめて clean されそうな予感
これは怖くて試していません。
試した方がいらっしゃれば、結果をシェアしてもられると嬉しいです。

そこで、安全策として考えたのが、
 ・Windows 用に HDD を新たに追加する
という案でした。これは、
 ・自作PC でケース内のスペースに余裕がある
 ・使っていない 2.5" 250GB HDD がころがっていた
という状況に恵まれて、追加の投資も不要だからこそできた判断でした。

新たに Windows をインストールするなら、
 ・その前に既存の Windows は削除するのが無難だろう
と考えて、
を参考に、「ディスク」ユーティリティで、
 ・Windows 7 のあったパーティションを削除
しました。
上記サイトではそこを Ext4 にしてましたが、
 ・自分はそのまま放置しました。
というのは、Windows のインストールとかアップグレードに新たなパーティション必要になるケースを懸念したからです。

さらに、GRUB から削除した Windows を除く修正が必要とのことで、
$ sudo update-grub
を実行しました。
これを実行しても、Windows Boot の項目は GRUB メニューに残りました。
削除したパーティションExt4 に変更せず放置したからかもしれません。

次に、PCケースを久々に開けて、
 ・2.5" 250GB HDD を追加
して、電源などの接続をもとに戻して…

再び、Windows 7 インストール DVD からブートして、導入先のパーティションの選択へ。
ここで、ちょっとした発見が!
 ・削除したパーティションをインストール先として選択できる!

実際にインストールも途中まで進めてみました。
GPT 問題が何故か解消したのですね。
しかし!
Windows の導入先を 2.5" 250GB HDD から変更したくなかったので、
 ・進行中のインストールをキャンセル
しました。このため、
 ・あのまま最後までインストールできたのか?
 ・Windows UpdateWindows 10 無償アップグレードは可能だったのか?
は分かりません…

以上は、寄り道でした。

再び、本題に戻って、Windows 7 のインストール DVD からブートしなおして、
 ・2.5" 250GB HDD を導入先に指定してインストール
しました。
「GPT パーティション」問題に遭遇しましたが、上述の diskpart コマンドでOKでした。

Windows 7 を入れると、ブートが Windows 一択になりました。
これは、
 ・BIOS メニュー(起動直後 F2 連打)で Boot を "Ubuntu ..." に選択
することで、従来通りの GRUB に戻せました。

ここで、また問題となりそうなのは、
 ・GRUB は新規に入れた Windows を知らないはず
ということです。そこで、
を参考に、下記を実行しました。
$ sudo grub-mkdevicemap
$ sudo update-grub

これで、従来通り GRUB にて UbuntuWindows を選択できるようになりました。
この時点で、Windows を削除したパーティションExt4 に変更しました。
この後、Windows 関連のリブート時に Windows を毎回、手で選択していました。GRUB の設定でデフォルトを変更してもよかったのですが…

Windows 7 インストール DVD の処理が完了した後は、
 ・マザーボード付属の DVD からドライバを導入
 ・Windows を認証する
 ・Windows Update × 9回 (多分) … Service Pack など大物の連続
 ・「Windows 10 を入手する」が無事に出現
と、時間は相応にかかったものの、大きな問題も無く、
 ・無事に Windows 10 にアップグレード
できました。


最終的なディスクのパーティションは以下のとおりです。

最初から使っていた 4TB HDD
イメージ 1

追加した 250GB HDD
イメージ 2


両方のディスクに「Microsoft 予約」(MSR(Microsoft® 予約パーティション) ?)が存在するのが、本来あるべき姿なのかどうかは分かりません。

ここで、4TB HDD の MSR(?) はWindows のブートは 関与しているように思えます。
というのは、"$ sudo update-grub" を
 ・旧 Windows 7 削除時
 ・新規 Windows 7 導入時

の2回実行していましたが、いずれでも、同じ
Found Windows Boot Manager on /dev/sda1@/EFI/Microsoft/Boot/bootmgfw.efi
がメッセージとして出力されていました。
ここで、sda1 は最初から使っていた 4TB HDD です。

さらに、現在、GRUB の選択メニューにて、Windows
Windows Boot Manager (on /devf/sda1)
と表示されていて、ここでも sda1 となっているので。


よくわからないことだらけです
とはいえ、UbuntuWindows 10 のデュアルブートができてスッキリしました