Ubuntu で年賀状の宛名印刷(その8)
今年も Ubuntu で年賀状 71枚を失敗を 1枚も出さずに完了できました。 印刷作業は 12月22日に終えていたのですが、ブログを書く時間をとれずに本日、大晦日に至りました。
まず、今年の作業環境は以下のとおりです。
- Ubuntu 20.04.1 LTS
- LibreOffice 6.4.6.2 40(Build:2)
- MFC-J997DN/DWN | インクジェットプリンター・複合機 | ブラザー
作業のノウハウについては、特に新しいことはありません。ですので、前回のブログ「Ubuntu で年賀状の宛名印刷(その7) - やまものブログ」と同じです。
とはいえ、今年も少しだけ躓いたポイントがありました。
それは LibreOffice データベースの扱いが手動になったことでした。
以下、昨年までの作業内容を前提にして、今年の作業の大雑把な流れをリストします。
LibreaOffice Base をインストールする
LibreOffice Calc/Writer をインストールしてある環境でも、デフォルトでは Base は入らないようです。
印刷住所のスプレッドシート(.ods) を更新する
a)「はがき住所録.ods」の内容を今年の宛先に更新
- 昨年のファイルをコピーして使いまわしています
b) データベース範囲「印刷用住所」を指定する
- [データ(D)]メニュー → [範囲の指定]
- 指定する範囲には1行目(項目名)も含めること
データベースファイル(.odb) を作成する
a) libreOffice Base を開く (terminal から libreoffice & を実行)
b) 「Baseデータベース」を選択(新規作成)
c) データベースの選択:「既存のデータベースに接続(X)」を選択
d) プルダウンメニューから「表計算ドキュメント」を選択
e) 「次へ(N)」をクリック
f) 「ブラウズ」で「はがき住所録.ods」を選択して開く
g) 「次へ(N)」をクリック
h) 「はがき住所録.odb」を保存する
- メニューの選択肢はデフォルト (下記) のまま「完了」をクリック
- はい、登録します(Y)
- データベースを開いてい編集します(A)
i) LibreOffice を終了する
- メニューの選択肢はデフォルト (下記) のまま「完了」をクリック
テンプレートドキュメント(.odt) にデータベースを登録して印刷する
a)「カスタム縦書き印刷.odt」を開く
b) フォントサイズの調整、自宅住所の更新など必要があれば編集
c) データベースを登録する
- [ツール(T)]メニュー→[オプション(O)]→[LibreOffice Base]→[データベース]
- 登録が既にある場合は「編集」ではなく「削除」して「新規作成」を使う
- この作業は Writer を再起動するたびに必要でした
d) 普通に印刷するだけ差し込み印刷になります
- 「印刷プレビュー」では差し込み印刷の結果が表示されません
4)-c) データベース登録が Writer を起動するたびに必要な理由・対策は分かりません。
印刷作業を中断して一度 Writer を閉じ、その後、再び開くとデータベースの登録が壊れます。
毎回、登録し直す作業は面倒ですが、年に数回の作業なので許容範囲と諦めました
最後に、LibreOfficeのテンプレートは8年間変わらず下記のものを使わさせてもらっています。本当にお世話になっていて感謝しています。
続・OpenOffice(LibreOffice)で年賀状の宛名印刷: ひろろろぐ(仮) - hiroro's blog -
この記事の投稿時点で、今年も残るところ8時間くらいとなりました。
今年は公私ともにいろいろありました。
来年が皆様にとってより良い一年になることを心よりお祈り申し上げます。