Windows 10 無償アップグレード
Windows 7 ノートPC に Windows 10 の無償アップグレードを入れました♪
しかし、何事もなくすんなり出来たわけではありません。
前置き ー 私個人の感想
Windows 10 無償アップグレードは …・Windows 8.1 の PC の場合 → 一般ユーザ向け
・Windows 7 / 8 の PC の場合 → 中級以上ユーザ向け
だと思いました。
ここで「中級以上」とは「パーティション」を操作できる知識があることを意図しています。
「パーティションって何?」という方で、Windows 7 / 8 ユーザの方はアップグレードに手を出さないのが無難だと思います。
また、私自身は 8.1 の PC をアップグレートしたことはないので、8.1 なら簡単だろうというのは憶測の範囲を出ません
本題 ー 「システムで予約済のパーティション」を増やす!
Windows 10 の無償アップグレードにあたって遭遇した問題は、Windows 10 をインストールできませんでしたです。スクリーンショットはこんな↓感じです。
●システムで予約済のパーティションを更新できませんでした。
「システムで予約済のパーティション」に関連する情報を検索すると、どうやら Windows 8.1 へのアップグレードでこの問題は既に発生していたようです。その「システムで予約済~」の容量は、かつては 100MB だったものが 8.1 から 350MB に増えたらしい。
今回アップグレードしたPCは Windows は 7 で、下記の通り先頭のパーティション(Data)が 100MB でした。
これが 350MB 未満であることが原因なのでしょう。この対策は、フリーツールでパーティションを増やせばよいとのことです。マイクロソフトのコミュニティでも、Windows 8.1 へのアップグーレドについてですが、下記のツールを使うように紹介されています。
EASEUS Partition Master ダウンロードページの紹介(窓の杜さん)
ということで、これを利用させてもらいました。ツールのバージョンは以下のとおりです。
EaseUS Partition Master Free (公式サイトへリンク)
バージョン13.0 (2019/2/20(水)時点)
余談かもしれませんが、ツールのインストールについて、上記ページに警告があります。
インストール時に「EaseUS Todo Backup Free」や「The Desktop Weather」などの導入や、Webブラウザーのホームページを“Hao123”などへ変更するように促されるが、必要がない場合は拒否できる。
インストールで何も考えずに「次へ(N)」をクリックするとそうなるようで、「カスタムインストール(上級)」を選択してデフォルトで入っているチェックを外す必要があるようです。
また、EASEUS Partition Master を使ってパーティションを切り直す前に、
● リカバリーディスクの動作確認、メディアからブートできるところまで確認
● データ(マイドキュメント、お気に入り、…)のバックアップ
は最低限のリスク対策として行いました。
パーティションを増やす作業ですが、先頭の 100MBをいきなり増やすことは出来ませんでした。そこで、まず、2番めのパーティションを小さくして「未割り当て」を作りました。
なお、上記の 495 MBには深い理由はありません。少し多めで区切りのよさそうな 500MBを指定したところ、この容量になりました。
次に、目的である、先頭のパーティションを増量します。
上記の通り EaseUS Partition Master を2回実行したのですが、もしかすると、1回で上記2つの操作を実行することが出来たかもしれません。まあ、いずれの操作も数分で完了したので、2回に分けても大したことはありません。なお、ディスク容量の8割以上が空きだったので、より逼迫しているディスクだと数分では済まないかもしれません。
以上の操作の後、Windows 10 無償アップグレードは無事に完了できました
無償アップグレードは OS の変更作業ですので、何かあったら困るPC には適用するべきではないと個人的には思います。自分のメインPC にも Windows 7 を入れていますが、無償アップグレードしないつもりです。Ubuntu とのデュアルブートのため、きっと面倒なことになりそうなので。
おわりに ー Windows 10 の感想
Windows 10 はまだブラウザしか使っていないので、本当のところはまだわかりませんが、第一印象としては Windows 8 を初めて触った時のような困惑はありませんでした。デフォルトのブラウザが "Microsoft Edge" というものに変わったようです。
しかし、Microsoft Internet Explorer も健在で、両者は異なるアプリのようです。
IE を起動すると「Microsoft Edge をぜひお試しください」となったので、素直にそうしてみました。お気に入りが空だったので、左揃えアイコンのようなデザインのボタンをクリック → 「お気に入りのインポート」で IE からお気に入りを持ってきました。
とりえあず、ブラウザ程度の範囲であれば、Windows 10 は問題なく使えました。
おまけ ー アップグレードした PC の諸元
最後に、今回アップグレードした PC の諸元です。DELL Vostro V130
Windows 7 Professional
Service Pack 1
32ビットオペレーティング・システム
プロセッサ: Intel(R) Core(TM) i5 (U470 @1.33GHz)
メモリ: 4.00GB (2.93 GB使用可能)
C:ドライブ 空き領域 392 GB / 456 GB
なお、このブログ記事は、上記 PCにおけるアップグレードを保証するものではありません。
自己責任、あるいは、他に求めるなら DELL もしくは Microsoft に対して責任を求めてください。私は個人的に DELL のサポートのお粗末さには愕然とした経験があるので、最終的には自己責任になる覚悟は必要だと思います。