やまものブログ

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掃除機(ふとん専用ダニクリーナー)の修理 ー 電源が入ったり入らなかったり

2年半前(2012年10月)に購入した
 ふとん専用ダニクリーナー
  レイコップ(RAYCOP) GENIE BG-200WH

の調子が悪くなりました。

電源が入らない、、、本体を傾けると電源が入る、、、入ったと思ったらまた切れる。

1年保証も切れているし、旧式モデルだし、、、
修理に出すくらいなら、自分で挑戦して、ダメなら買い換えよう
ということで、半日くらい格闘して、無事に修理できました


原因は、電源ケーブルの途中、写真の赤い丸印のあたりの断線でした。
イメージ 1

電源ケーブルはこのあたりで曲げが頻繁に発生するので、さもありなんです。
しかし、この原因箇所を特定するのは難儀しました。

まずは、取説「お手入れ」で記載されているフィルターやブラシなどの部品を全て外します。
そこからさらに分解します。当然ながら保証範囲外、自己責任になります。
が、買い替え覚悟のダメ元なので躊躇しません。

本体裏面、および、カートリッジ下にあるネジを全て外します。
難易度がやや高かったのは、本体裏面のネジのうち1本だけ六角穴のネジだったことです。
それ以外は特に悩むこともなく、プラスドライバだけで、こんな↓感じで内部にアクセスできるようになりました。
イメージ 2

ここで助かったことは、この状態でもスイッチを入れれば通電することです♪ もちろん、通電するのは問題が発生していない状態であればです。スイッチを入れて、本体を傾けたりすると電源が入ったり入らなかったりで再現性もありました。

電源の基板は目視で判断する限りでは、半田が取れかかっているとかコンデンサが膨らんでいるといった問題は無く。
結局、電源ケーブルが悪いということを、こんな↓ふうに断定できました。
イメージ 3

このテスタは1000円もしなかった安物ですが、こういう時に役に立ってくれています。

で、ダメ押しで、ここまで原因箇所を特定しました。
イメージ 4
この黒いケーブルは電源ケーブルから切り出したもので、これを曲げたり伸ばしたりするとほぼ抵抗ゼロ~断線まで変化しました。


不良箇所を含むケーブルを切断して、残った部分を本体に接続できるようにします。
残りのケーブルの先端に、電源基板に接続するコネクタの金具(コンタクトピン)を移植しました。コンタクトピンは半田付けされていなかったので、ペンチ、モンキーレンチ、千枚通しを駆使して、取り外しと付け替えをしました。移植作業では、いまにも金具を壊しそうだったので、新しい部品を用意した方が無難です。おそらく、「ELコネクター用のコンタクトピン(メス)」で調べるとヒットするのが使えるような気がします(未検証)。


さらに、電源ケーブルが本体に接続される部分を支えるゴム部品も移植しました。
この部品は、おそらく「ブッシング」と呼ばれるものだと思います。
カッターで片側をバッサリ切り裂いて、切除したケーブルから取り出しました。
イメージ 5

これを取り付けます。
イメージ 6
カッターで切った断面は接着とかしていませんが問題なさそうです。

あとは、分解と逆の手順で組み立てて、修理完了。
先週の日曜日に作業して、約一週間使っていますが、不具合は発生していません

※ 3年くらい昔のモデルなので、現在販売中のレイコップでは構造が違うかもしれません。