Ubuntu で年賀状の宛名印刷(再)
ブログタイトルの末尾に「(再)」とつけたのは、昨年に続きという意味です。
前回、2013年12月時点での年賀状印刷はこちら↓でまとめています。
今年も同じ方法で110枚の年賀状の宛名を1枚も失敗することなく印刷できました
まず、スタートポイントは、昨年使用した下記3つのファイルです。
「はがき住所録.ods」(スプレッドシート)には、今年の宛先として用意した110件を貼り付けました。これだけで、今年の年賀状の宛先を昨年と同じ手順で印刷ができたかというと、そこまで甘くはなく、以下のトラブル対策が必要でした。
1) LibreOffice Base のインストール
2) フォントの変更
3) 宛名 110件のはずが、108件しか認識されない
上記ソフトウェア的な処置の他に、プリンタの経年劣化対策で、下記の対策もとりました。
4) プリンタ裏のつっかえ棒(箱)
以下、各項目についてのメモです。
1) LibreOffice Base のインストール
「カスタム縦書き印刷.odt」は Writer で開きますが、その「印刷」でデータベースが無い旨のメッセージが出ました。
このエラーの最初の原因は、そもそも LibreOffice Base がインストールされていなかったことようでした。
「はがき住所録.odb」をダブルクリックすると下記のように表示されました。確証はありませんが、これはアーカイブファイルの内容を表示しているだけのようにも見えます。
LibreOffice Base のインストールですが、その方法も分からなくて悩みました。結局、「カスタム縦書き印刷.odt」を開いた LibreOffice Writer のメニュー
「ツール(T)」 → 「参考文献データベース(B)」
を選ぶと、
「追加の変更が必要です」
と言われて、「続行」すると認証が求められるので、root 権限のパスワードを入力したところインストールされました。
さらに、Base のインストールができても、それだけでは、「はがき住所録.odb」(データベース)との関連付けができていないようでした。何をしたかをメモしていなくてうろ覚えなのですが、「印刷」メニューの差し込み印刷のウィンドウにて、デフォルトで関連付けされていたデータベースを一度「削除」して、「はがき住所録.odb」を「新規登録」したような気がします。
以上で、とりあえず、宛名印刷はできるようになりました。
2) フォントの変更
印刷してみると、宛名の一部が他とは違うフォントで印刷されました。各フィールドのフォントは「MS明朝」となっていて、フォント指定は統一されていたにも関わらずです。
この原因は LibreOffice には「MS明朝」が無かったためのようです。そこで、
3) 宛名 110件のはずが、108件しか認識されない
「はがき住所録.ods」(スプレッドシート)には 110件の宛名を登録していたのですが、「はがき住所録.odb」(データベース)には 108件しか認識されなく、印刷も 108件しかできませんでした。認識されていないのはスプレッドシートの末尾にあった2件でした。
本来あるべき対応方法はデータベースからスプレッドシートへの参照設定を修正して末尾の2件(109,110件目)を追加することです。しかし、試行錯誤しても分からなかったので、108行目の上に空行を2行挿入して、そこに末尾の2件(109,110件目)をコピペしてみました。あてずっぽうな対策でしたが、これで110件全て認識さるようになりました
4) プリンタ裏のつっかえ棒(箱)
これは、このブログ記事の直前に投稿した下記ブログと同じ注意事項です。
L版写真のプリンタ印刷(Brother MFC-J960DWN + Ubuntu 14.04 の場合)
以上で110件を無事に宛名印刷することができました
とはいえ、差し込み印刷の仕組みを理解しないで使っているので、3) のようなトラブルに対してあるべき対策が取れませんでした。差し込み印刷に必要なデータベースの設定方法を調べて、何か分かればブログに掲載したいです
前回、2013年12月時点での年賀状印刷はこちら↓でまとめています。
今年も同じ方法で110枚の年賀状の宛名を1枚も失敗することなく印刷できました
まず、スタートポイントは、昨年使用した下記3つのファイルです。
- はがき住所録.odb (データベース)
- はがき住所録.ods (スプレッドシート)
- カスタム縦書き印刷.odt (ドキュメント)
「はがき住所録.ods」(スプレッドシート)には、今年の宛先として用意した110件を貼り付けました。これだけで、今年の年賀状の宛先を昨年と同じ手順で印刷ができたかというと、そこまで甘くはなく、以下のトラブル対策が必要でした。
1) LibreOffice Base のインストール
2) フォントの変更
3) 宛名 110件のはずが、108件しか認識されない
上記ソフトウェア的な処置の他に、プリンタの経年劣化対策で、下記の対策もとりました。
4) プリンタ裏のつっかえ棒(箱)
以下、各項目についてのメモです。
1) LibreOffice Base のインストール
「カスタム縦書き印刷.odt」は Writer で開きますが、その「印刷」でデータベースが無い旨のメッセージが出ました。
データソース「SOURCE」が見つかりません。
データソースへの接続を確立できませんでした。接続設定を確認してください。
「接続設定のチェック(A)...」「キャンセル(C)」
このエラーの最初の原因は、そもそも LibreOffice Base がインストールされていなかったことようでした。
「はがき住所録.odb」をダブルクリックすると下記のように表示されました。確証はありませんが、これはアーカイブファイルの内容を表示しているだけのようにも見えます。
LibreOffice Base のインストールですが、その方法も分からなくて悩みました。結局、「カスタム縦書き印刷.odt」を開いた LibreOffice Writer のメニュー
「ツール(T)」 → 「参考文献データベース(B)」
を選ぶと、
「追加の変更が必要です」
と言われて、「続行」すると認証が求められるので、root 権限のパスワードを入力したところインストールされました。
さらに、Base のインストールができても、それだけでは、「はがき住所録.odb」(データベース)との関連付けができていないようでした。何をしたかをメモしていなくてうろ覚えなのですが、「印刷」メニューの差し込み印刷のウィンドウにて、デフォルトで関連付けされていたデータベースを一度「削除」して、「はがき住所録.odb」を「新規登録」したような気がします。
以上で、とりあえず、宛名印刷はできるようになりました。
2) フォントの変更
印刷してみると、宛名の一部が他とは違うフォントで印刷されました。各フィールドのフォントは「MS明朝」となっていて、フォント指定は統一されていたにも関わらずです。
この原因は LibreOffice には「MS明朝」が無かったためのようです。そこで、
「TakaoExMincho」
というフォントが使えそうだったので、全てこれに変更したところ、全体が同じフォントで印刷されるようになりました。3) 宛名 110件のはずが、108件しか認識されない
「はがき住所録.ods」(スプレッドシート)には 110件の宛名を登録していたのですが、「はがき住所録.odb」(データベース)には 108件しか認識されなく、印刷も 108件しかできませんでした。認識されていないのはスプレッドシートの末尾にあった2件でした。
本来あるべき対応方法はデータベースからスプレッドシートへの参照設定を修正して末尾の2件(109,110件目)を追加することです。しかし、試行錯誤しても分からなかったので、108行目の上に空行を2行挿入して、そこに末尾の2件(109,110件目)をコピペしてみました。あてずっぽうな対策でしたが、これで110件全て認識さるようになりました
4) プリンタ裏のつっかえ棒(箱)
これは、このブログ記事の直前に投稿した下記ブログと同じ注意事項です。
L版写真のプリンタ印刷(Brother MFC-J960DWN + Ubuntu 14.04 の場合)
以上で110件を無事に宛名印刷することができました
とはいえ、差し込み印刷の仕組みを理解しないで使っているので、3) のようなトラブルに対してあるべき対策が取れませんでした。差し込み印刷に必要なデータベースの設定方法を調べて、何か分かればブログに掲載したいです