Ubuntu 15.04 にアップグレード

Ubuntu 14.04 LTS を Ubuntu 15.04 にアップグレードしました

作業はすべて GUI のみで完結、つまり、ターミナルからコマンドを実行することはありませんでした。悩んだのは「Ubuntu 15.04 にアップグレード」と明記されたメニューが無かったことです。結局、「更新をインストール」をひたすら続けると最新版にたどり着けたといったところでしょうか。

手順はこんな感じでした。

手順 0) Ubuntuの新バージョンの通知:を「すべての新バージョン」に設定
　　※ この設定が必須かどうかは未検証です。必要であるように思えました。

　余談ですが、"LTS" は「長期サポート」という意味だったのですね。

手順 1) 「更新をインストール」ボタンから 14.04 LTS を最新の状態にする

　　 → すると「アップグレード...」ボタンが現れる

手順 2）これをクリックして、14.10 'Utopic Unicorn' へアップグレード

　　 → すると「今すぐアップグレードする」ボタンが現れる

手順 3) これをクリックして、15.04 'Vivid Vervet' へアップグレード完了♪

上記では詳細な手順は省略しています。ルートのパスワードを入力したり、サポート終了のパッケージや使っていないパッケージの削除の確認を求められたりもします。

不要なパッケージの削除については、いろいろと調子が悪いこともあったので、全て「削除」で進めました。そしたら、先月インストールした Adobe Reader も消えました

余談になりますが、実は、最初は ISO イメージ：
ubuntu-ja-15.04-desktop-amd64.iso（ISOイメージ）
をダウンロードして DVD に焼きました。DVDからインストールするつもりでした。

しかし、この DVDからブートして、
「Ubuntu 14.04.2 LTSをUbuntu 15.04にアップグレード」
を実行すると、下記の恐ろしい警告を受けました。

Go back to the menu and correct this problem?

The partition table format in use on your disks normally requires you to create a separate partition for boot loader code. This partition should be marked for use as a "Reserved BIOS boot area" and should be at least 1MB in size. Note that this is not the same as a partition mounted on /boot.

If you do not go back to the partitioning menu and correct this error, boot loader installation may fail later, although it may still be possible to install the boot loader to a partition.

詳細は理解できていませんが、要約すると、
「ブートローダの領域が不正だから、このままインストールしても失敗するよ。」
といったところでしょうか。Windows 7 とのデュアルブートにしています。おそらく、それを維持するためには手作業で設定しなければならないことがあるのでしょう。きっと。

これで逃げ腰になっていましたが、とりあえずで「更新をインストール」してみたところ、上述のとおりトントン拍子で 15.04 まで無事にたどり着くことができました。Windows とのブート切り替えも問題なくできています

DVD に焼く必要も、ブートローダで悩む必要も無かったわけです。まあ、いろいろと悩むと知識がつくので、逆に、エキスパートになる機会を逸したかもしれませんが…