やまものブログ

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Ubuntu で Blu-ray ディスクにデータを焼く

下記のコマンドで 25GB Blu-ray ディスクにデータを書き込むことができました。

[1]$ growisofs -Z /dev/sr0 -r -speed=1 -allow-limited-size /home/foo/data1/

コメントをいくつか。

● /dev/sr0 →  BDドライブです。構成によってこれ以外もありえます
● -speed=1 → ドライブとメディアの相性・性能がよければ 1より大きい数字を指定して時間短縮できるはず
● -allow-limited-size  → 4GiB-1 を越えるファイルの書き込みに必要
● /home/foo/data1/ → 書き込みたいデータの格納パス。この例だと、ディスクに書き込まれるのは "data/" ディレクトリではなく、その下の階層からになります。

Blu-ray にはファイナライズは無いのですね。クローズはあるそうですが。ファイナライズとクローズの違いは、他機種への互換性がアップするかどうかだそうです。

ウェブ検索で、下記のコマンドがファイナライズとして紹介されていたのを見つけました。
[2]$ growisofs -M /dev/sr0=/dev/zero

これはおそらく余った領域をゼロで埋め尽くす処理のように思われます(確証は無し)。


最後に、データ Blu-ray に関連して気持ちの悪いことをリストアップします。

1) コマンド[1] では下記のエラーが発生
:-[ CLOSE SESSION failed with SK=5h/INVALID FIELD IN CDB]: Input/output error
メディアには期待したデータが書き込まれているようなのですが。。。

2) コマンド[2] では下記のエラーが発生
:-[ WRITE@LBA=b47400h failed with SK=5h/LOGICAL BLOCK ADDRESS OUT OF RANGE]: No space left on device
:-( write failed: No space left on device
余った領域にゼロ埋めしているという予想が正しいなら、これは納得かな? エラーは気持ち悪いけど。

3) Windows との互換性
growisofs で書き込んだ Blu-rayディスクは Windows 7 ではアクセスできました。しかし、Windows にて CyberLink Power2Go で書き込んだ Blu-ray ディスクは Ubuntu ではアクセスできませんでした。これは growisofs の互換性が優れているとみなすべきか、Windows のファイルアクセスがより柔軟とみなすべきか。。。

4) Blu-rayメディアをドライブ挿入すると下記のエラー表示あり
「空き BD-R ディスクをマウントできません」
「その場所はすでにマウントされています」
これは安心して無視してよいように思います。


5) リーダーメディアテクノ ZERO の 50GB Blu-ray ディスクは全滅
このメディアは、自分的には全滅で、
Panasonic BDレコーダ DMR-BW750
Ubuntu/Windows PC (ドライブ → LG Super Multi Blue BH08NS20)
でまったく使えません。

今回の書き込みでも最初これを使っていて以下のようなエラーに遭遇しました。
:-[ WRITE@LBA=0h failed with SK=3h/POWER CALIBRATION AREA ERROR]: Input/output error
:-( write failed: Input/output error

Ubuntu では書き込みできないのかと諦めて、Windowsを使ってみたところ似たようなエラーに遭遇しました。そういえば、以前から BDレコーダでも使えていなかったことを思い出して、メディア(またはドライブ?)が問題だと気がつきました。ウェブで検索するとちゃんと使えているユーザさんもいらっしゃるようなので、相性が厳しいのでしょう。


まとめとしては、上記 1) と 3) は気になるところです。バックアップメディアとしては Blu-ray よりは HDD を使うように方向転換したくなりました。HDDも数年ごとに買い換えれば以前のデータはまるごとバックアップできそうですし