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Windows7 HDD まるごとコピー(引越し)

ブログをはじめました!
40台半ばまで仕事一筋な人生を歩んできました
今更ながら、趣味(仕事は技術系)の領域でも知識・経験・人脈を作るべく楽しみながら頑張ろうと心を入れかえ、とりあえず、ブログを開設

前置き長くなりましたが、ここから本題です。

自宅PCは自作の Windows-7 マシンで HDD 750GB です。
これを Ubuntuデュアルブートできるようにしたいと思い立ちました。

まず、やるべきことは HDD の容量を増やすこと。
でも、Windows を再インストールするのは面倒
ということで、新しい HDD に丸ごとコピーで引越しすることにしました

HDD は以下のとおり。
【旧】WESTERN DIGITAL WD7500AACS (750G SATA300)
【新】SEAGATE ST2000DM001 (2TB SATA600)

引越し作業の概要はこんなかんじ。
  • 0) 2TB HDD を USB3.0外付けケースで接続
  • 1) Ubuntu の Live DVD で DVDドライブから起動
  • 2) gddrescue でHDDの内容をコピー
  • 3) gparted でパーティションのサイズを変更
  • 4) 内臓HDD を外付け 2TB HDD と入れ替え

以下は各作業で「あれっ?」と悩んだポイントを中心に記載しました。
初心者向けの完全ガイドは意図していませんので、漏れは多いと思います。
また、同じような作業をされる場合は、全て自己責任でお願いします。

1) Ubuntu の Live DVD で DVDドライブから起動

Live DVD は
ubuntu-ja-13.04-desktop-i386.iso
をダウンロードして自分で DVD-R に焼いたものを使用しました。
これは32-bit版ですが、64-bit版でもよかったかと思います。

で、Ubuntu は無事に起動したのですが、困ったことに、
terminal の起動メニューが無い
という問題で、悩むこと30分くらい。

結局、「ファイル」(Windowsでいう Explorer みたいなGUI)で、
    /user/bin/
に移動して、

     gnome-terminal
のアイコンをダブルクリックしてターミナルを起動できました。

ここで、コピー元とコピー先の HDDの存在を確認!

●コピー元(750GB HDD)
ubuntu@ubuntu:/usr/bin$ sudo cfdisk -P s /dev/sda

               最初の    最後の
# 領域       セクタ    セクタ オフセット    大きさ   Filesystemタイプ(ID) フラグ
-- ------- ----------- ----------- ------ ----------- -------------------- ----
   無し              0        2047*     0#       2048*使用不可         None
1 基本�        2048*     206847*     0      204800*HPFS/NTFS/exFAT (07) ブート
2 基本�      206848*  409602047*     0   409395200*HPFS/NTFS/exFAT (07) None
3 基本�   409602048*  819202047*     0   409600000*HPFS/NTFS/exFAT (07) None
4 基本�   819202048* 1465145343*     0   645943296*HPFS/NTFS/exFAT (07) None
   無し     1465145344* 1465149167*     0        3824*使用不可         None

●コピー先(2TB HDD)
ubuntu@ubuntu:/usr/bin$ sudo cfdisk -P s /dev/sdb
*致命的なエラー*: パーティションテーブルがありません。

●HDD自体が存在しない場合(ご参考)
ubuntu@ubuntu:/usr/bin$ sudo cfdisk -P s /dev/sdc
*致命的なエラー*: ディスクドライブを開けません

コピー元とコピー先の指定を間違えると全てを失う最悪の事態になります
ということで、ここでは、
コピー元 /dev/sda
コピー先 /dev/sdb
であることを確認しました。

2) gddrescue でHDDの内容をコピー

ちょっと調べると、dd コマンドよりも gddrescue の方がいいらしい。
ところが、これはインストールが必要で、しかも、Ubuntu 13.xx では apt-get では入手できなくなっています

ということで、UbuntuUpdates.org の下記URLからダウンロードで入手。
http://www.ubuntuupdates.org/package/core/raring/universe/base/gddrescue

ここで、
    apt-get が使えないインストールでどうすればいいの?
という疑問がありましたが、上記サイトの
"32-bit deb package"
をクリックしてダウンロード完了すると、Ubuntu ソフトウェアセンターなるGUIを特に悩むことなく起動できて、インストールも自動ですんなりやってくれました

いよいよ、HDDのコピーです。
以下のコマンドを実行。
ubuntu@ubuntu:/usr/bin$ sudo ddrescue -v --force /dev/sda /dev/sdb

"--force" は引越し先 /dev/sdb にパーティションがある場合に必要なようです。
省略しましたが、この直前に /dev/sdb にパーティションを作ったので。あれは余計だったかな。

このコピーにかかった時間ですが、約3時間半でした。
gddrescue は常に転送速度を表示し続けます。
出だしの転送速度はだいたい

    averagerate: 78600 kB/s

くらいでした。

この速度ですが、こちらのサイト「USB3.0とUSB2.0の速度比較」の情報によるとUSB3.0外付けケースとしてはまあまあのようです。
ちなみに、KAMAZO-S35-U3-BK というケースを使いました。

転送するデータは 750GBなので、速度をおよそ 80MB/s として
    750GB/ (80M/sec) ≒ 9300 sec ≒ 3 時間
といったところでしょうか。
なお、average rate は完了まぎわに 65000kB/sくらいに低下していました

3) gparted でパーティションのサイズを変更(1)

gparted はインストール済みでした。
以下のようにコマンドを実行するだけで、だけでツールのGUIが起動

ubuntu@ubuntu:/usr/bin$ sudo gparted

イメージ 1

よく分かりませんが、ビックリマーク が付いていて嫌な感じです
ここで、電源を切って、外付けHDDを内臓HDDと入れ替えました。

4) 内臓HDD を外付け 2TB HDD と入れ替え

再起動してみるとこのとおり。
イメージ 2

特に問題無さそうな内容になりました。

3) gparted でパーティションのサイズを変更(2)

GUI 上でパーティションを編集します。
イメージ 3

/dev/sda3 は Windows上では D:ドライブでしたが、ここはつぶして Ubuntuをインストールする予定でしたので ext4 フォーマットへ変更してみました。

移動が終わるまでに待つことほぼ一晩かかりました。
作業は日曜日に実施したので、続きは翌日の帰宅後の深夜。
DVDドライブを空にして起動すると、Windows-7 が無事に起動してくれました