やまものブログ

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HDD データ完全消去

外付けでたまに使っている 2.5インチHDDを破棄したく、dd でゼロ書き込みしました。
実行したコマンドは以下の通り。
$ sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sdc1 bs=10MB
dd: `/dev/sdc1' を書き込んでいます: デバイスに空き領域がありません
50011+0 レコード入力
50010+0 レコード出力
500104691712 バイト (500 GB) コピーされました、 15504 秒、 32.3 MB/秒

#補足で「~デバイスに空き領域がありません~」は実行後に出力されたもののはずです。

所要時間は4時間18分でした。HDDはWD5000BEVT(500GB Serial ATA300) で、USB2.0の外付けです。インタフェースの速度を簡単にベンチマークするコマンドで確認すると以下の通り約30MB/secでした。
$ sudo hdparm -t /dev/sdc1

/dev/sdc1:
Timing buffered disk reads: 90 MB in 3.05 seconds = 29.55 MB/sec

この値ですが、下記の通りかなり実際に即した値でした
500GB ÷ 30MB/sec = 16667 sec = 2778 min =  4hr 38min

もう少し脱線して、他のHDD も測定すると以下のとおりでした。

● 内臓SATA接続 SEAGATE ST2000DM001 (2TB SATA600)
 Timing buffered disk reads: 100 MB in  0.71 seconds = 141.22 MB/sec

● 内臓SATA接続 WESTERN DIGITAL WD7500AACS (750G SATA300)
 Timing buffered disk reads: 226 MB in  3.02 seconds =  74.86 MB/sec

● 外付けUSB3.0接続 HITACHI HDS722020ALA330 (2TB SATA300)
 Timing buffered disk reads: 376 MB in  3.00 seconds = 125.21 MB/sec

● 外付けUSB2.0接続 WD5000BEVT(500GB SATA300) *再掲載
 Timing buffered disk reads: 90 MB in 3.05 seconds = 29.55 MB/sec

同じ 3.5インチ SATA300で、内臓より外付けUSB3.0の方が値がいいのは意外
憶測ですが本体の差かもしれません。WD7500AACSは消費電力が低いのが売りでグリーンのマークがついています。一方、HDS722020ALA330は高速だけど発熱が多いとの書き込みを見かけたことがあります。


以上の作業では、碧色工房-blue studio- さんの
Linuxを用いたHDDのデータ完全消去法
を参考にさせてもらいました(感謝)


なお、WD5000BEVTはときどき異音がするため破棄します。WDさんの名誉を傷付けたくないので補足すると、異音の原因は購入当初に使おうとした外付けケースMAL-0325S/SAです。このケースはショックアブソーバがきつ過ぎたのですが、そこを力づくで入れたところ、直後から異音がするようになりました。使用頻度は低いのですが、購入から5年間、異音がしつつも無事に動作している WD5000BEVTは立派だと思います。