やまものブログ

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Ubuntu で年賀状の宛名印刷(その7)

今年も年賀状の印刷を Windows を使わず Ubuntuで完了できました。 今朝、70枚全ての宛名面とウラ面の両方を完了できました。しかも、本日、年賀状の投函受付の開始日でした。狙っていませんでしたが :smile:

まず、これまでの Ubuntu 年賀状印刷の軌跡です。Yahoo!ブログから引っ越したので「はてなブログ」へのリンクを調べ直しました。
Ubuntu で年賀状の宛名印刷(その6) - やまものブログ
Ubuntu で年賀状の宛名印刷(その5) - やまものブログ
Ubuntu で年賀状の宛名印刷(その4) - やまものブログ
Ubuntu で年賀状の宛名印刷(その3) - やまものブログ
LibreOffice Base (データベース) を calc (表計算ドキュメント) にデータベース接続 ~ 年賀状宛名印刷のために - やまものブログ
Ubuntu で年賀状の宛名印刷(再) - やまものブログ
Ubuntu で年賀状の宛名印刷! - やまものブログ

年賀状の印刷は年に一度のイベントです。
このため、年賀状を印刷しようとすると、前回の経験は1年前に遡るわけで、その記憶は自分でもびっくりするくらい綺麗に消失しています。

毎年、年賀状の宛名印刷をブログ記事にしているのは、来年の自分へのヘルプにするためです。しかし、情けないことに、自分が書いた文章なのに、ブログの内容が難解だったりします。しかも、綺麗に忘れていているとはいえ、自ら経験した内容であるにもかかわらずです。難解となる原因は文章力の無さがですが、私の悪い傾向は余計なことを書きすぎることです。親切心があるからこそなのですが。そこで、以下の記事では、余計なことは一切省いて、今年の作業中に使った LibreOfficeのメニューのなかで、私が直感的に見つけられなかったものを列挙するのに留めることにします。ここに記載していないことは、上記の過去記事に関連情報があるはずです。


LibreOffice Calc (表計算ドキュメント)

[データ(D)] → [範囲の指定]

f:id:wyamamo:20191215140003p:plain
calc_data_range
住所データの範囲を指定して、名前をつけます。この例では「印刷用住所」ですが、これを LibreOffice Writer から参照するときに指定します。


LibreOffice Writer (文書ドキュメント)

[ツール(T)]→[オプション(O)]→[LibreOffice Base]→[データベース]

f:id:wyamamo:20191215141001p:plain
Writer Tool Options
差し込み印刷で参照するデータを設定します。つまり、上記 Calcファイルの所在はここで登録します。なお、ここにごみデータが登録されていると差し込み印刷で Writerが突然死するようです。その問題を解決するためにこのメニューにたどり着くまでに悩んだ時間が最も長かったです。

[挿入(I)]→[フィールド(D)]→[他のフィールド(M)...]→[データベース]

f:id:wyamamo:20191215142350p:plain
Insert Field
このメニューは実は使っていないような気がします。とはいえ、最も長い時間眺めていたメニューなので、何らかの設定をした可能性はあります。

オブジェクトを右クリック→[枠]→[位置]→[間隔]

f:id:wyamamo:20191215145338p:plain
RBM Frame
郵便番号の数字の印刷位置を年賀状のレイアウトに合わせて微妙に調整する場合に使えます。

[ファイル(F)]→[印刷(P)]

f:id:wyamamo:20191215142802p:plain
File Print
差し込み印刷」を実行するのに専用の起動メニューは無く、通常の「印刷(P)」を実行するだけです。


最後に、使用したバージョンです。
 ・Ubuntu 16.04.6 LTS (Xenial Xerus)
 ・LibreOffice バージョン: 5.1.6.2
 ・プリンタ Brother MFC-J997DN

UbuntuLibreOfficeは昨年より退行していますが、これには事情がありまして、最新版に早く移行したいです。

印刷は10枚単位で70枚を7回に分けて実行しました。宛名面とウラ面それぞれなので、合計で14回になります。 いちおう、MFC-J997DN の「ユーザーズガイド ~応用編~」には

多目的トレイには、普通紙は 80 枚、はがきは 50 枚、光沢紙は 20 枚までセットできます。

とあるので、70枚を35枚ずつ2回にわけるだけでよかったのかもしれません。


他にトラブルとして、宛名を10個まとめて印刷しようとすると、最初の1つだけ印刷されて、残り9個は紙送りされてしまう謎の現象がありました。原因はわからずです。対策としては、印刷メニューで「プリンタ」ではなくて「ファイル」への出力を選ぶことで、差し込み印刷の結果を Writerのファイル(.odt)として生成しました。つまり、70ページの.odtファイルを一度作ります。これを印刷することで問題を回避しました。

印刷中は失敗があればすぐに止められるように、こまめに監視していました。監視といっても、プリンタを睨み続けていたわけではなく、本を読んでいました。読書っていいですね。自分のペースで進めるので、止めるのもすぐにできる気がしました。動画を視聴していてもよかったのですが、停止ボタンをクリックするのは読書を止めるほどすぐにはできない気がしました。気持ちの問題だけですが。